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新入社員が退職した。
入社してわずか10日。

「この会社は自分に合わないと感じた」というのが退職理由。
あまりにも漠然とした理由なので、具体的になにがどう合わないと感じたのか尋ねてみた。
すると。
「販売はアルバイトの延長のような仕事。ずっと続けていく気にならないし、自分に向かない」とのことだった。

当社では、2週間の新入社員研修期間中に売場での販売実習を数日行なう。
講義とロールプレイングで学んだ接客応対技術を、実際に売場で体験するのが目的だ。
その実習の結果、新入社員のKさんは「自分に合わない」と思ったそうだ。
辞めてどうするのか、Kさんに聞いてみた。
「公務員を目指します。」

まただ。採用や研修を担当していると、毎年必ずこういう若者と遭遇する。
「安定していて、楽そうだから」という、かつての私と同じ発想。

いや、決めつけるのはよくない。公務員(地方上級とのことだった)を目指す、彼なりの確固たる理由があるのかもしれない。

「公務員になりたいのは、なぜ?」
「地域の人たちに貢献したいからです。」
「地域の人に貢献というと、具体的にはどういうことをしたいの?」
「・・・市役所の窓口で、住民の相談に乗ったりとか・・・」
「ヨドバシカメラの店でお客様の相談に乗るのはアルバイトの延長にすぎないと思うのに、市役所で住民の相談に乗るのはやりがいがあると思うんだね。それはどうして?」
「・・・いや、その・・・民間とは違う、というか・・・」

ああ、やっぱり。「安定」「楽そう」公務員志望シンドロームだ。
その発想が悪いとは言わない。
しかし、それだけでは信念を持って公務員を目指している人たちとの選考で勝ち残るのは難しい。
また、仮に公務員になれたとしても、決して幸せにはなれない。

残念ながら、Kさんに当社での仕事を続ける気はないようだったので、慰留は諦めた。
しかし、わずか10日とはいえ同じ会社で勤めた仲間である。不幸にはなってほしくない。
Kさんには迷惑だったかもしれないが、私なりの「働いて幸せ」という状態を実現するための考え方を伝えることにした。

「Kさん。君はゲームが好きだったね。」
「え?あ、まぁ、好きですね。」
「対戦ゲームは好きかい?ガンダムエクストリームバーサスとかさ。」
「好きですよ。けっこうやってます。」
「そうか。アレはおもしろいよな。僕も好きでね。いい年してゲーマーなんて恥ずかしいけど。」

なんの話なのかといぶかしげなKさんだったが、私はかまわずゲームの話を続けた。
対戦ゲームのおもしろさについてお互いにしばらく語り合ったあと、本題に入った。

「ところでKさん、ガンダムEXVSを初めてプレイする人が、対戦プレイで君に勝てるかな?」
「いやぁ、それはムリでしょう。僕、けっこう強いですよ。」
「そうか。じゃあ、初心者だとあっという間に君に負かされてしまうだろうね。」
「そうでしょうね。」
「じゃあ、質問。手も足も出せずにキミに負けた初心者くんが『ガンダムエクストリームバーサスなんてつまらない!クソゲーだ!』と言ったとしたら、Kさんはどう思う?」
「それはおかしいでしょ。ゲームがつまらないんじゃなくて、自分がヘタなだけじゃないですか。」
「そうだよな。楽しさを理解するには練習と経験が必要だよな。ちょっとやってみただけで『つまらない』とか『自分には向いていない』っていうのは、早すぎるよな。」

Kさんの表情が変わってきた。
伝わっただろうか?楽しく、幸せになるには努力や我慢も必要なのだということが。
実感できただろうか?物事の本質を理解するには、長い時間が必要なのだということが。

気のせいかもしれないが、Kさんの雰囲気が変わった気がした。
オドオドしたところが消え、目から意志が感じられるようになった。
「Kさん。社会人の時間は長い。22歳で入社して、定年は60歳。約40年もの年月だ。
つまり社会人にとって入社後の10年は、大学で言えば1年生に相当する。
たとえば大学の野球部に入部したとして、1年生のうちは球拾いやグラウンド整備、筋トレなど地味なことばかりだろう。
楽しいどころか、むしろツラいだろうね。でも、彼らは野球部を辞めない。なぜだろう?」
「・・・野球が好きだから、ですか?」

「そうだろうね。野球が好きで、うまくなりたい!という情熱がある部員は、そのつらさの向こうに自分の成長があることをイメージする。
だから乗り越えられる。逆に、なんとなく野球部に入った人はとても耐えられない。
『野球つまんね。サッカー部に行こ。』と思ってしまう。」

「・・・」

「そうやってサッカー部に移った一年生を待っているのは、やっぱり筋トレや100メートルダッシュなどの地味な練習だ。
サッカーに対する情熱がない人は『サッカーもつまんね』と思って転部する。
その後は似たり寄ったりだ。
テニス部では素振りに嫌気がさし、バスケ部ではハードさに耐えかね、吹奏楽部では音を出すのに一苦労、マンガ研究会に入ってもいきなり絵が描けるようになるわけじゃないし、演劇部では発声練習ばかり・・・すべて同じだ。
最初からいきなり上手にできたり、楽しいなんてことは滅多にない。
本当の楽しさにたどり着くには、努力と情熱が必要だ。
転職を繰り返す人は、これと同じ。楽しさにたどり着く前に職を変えてしまうから、幸せになれない。」

「・・・僕が、そうなると?」

「それはわからない。ただ、公務員を目指す理由がさっきの答えのレベルだとすると、幸せにたどり着く可能性は低いぞ。
大切な人生だ。自分がどんな職につくべきかを、もっと真剣に考えたほうがいいと思うよ。」

「・・・わかりました。ありがとうございます。」


Kさんが、どんな気持ちで私の話を聞いたのかはわからない。
「こいつウゼぇ。」と思っていたかもしれない。
しかし、相談を終え退職届を提出して去っていく時の彼は、それまでと違って後ろ向きな逃避ではない、前を向いて一歩踏み出そうとする者の顔をしていた。


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就職活動サイトに掲載するエピソードとしては、シビアすぎる内容だと思います。
当社を志望する人が減ってしまうかもしれません。
それでも、就職活動中の学生の皆さんに伝えるべき内容だと考えました。
皆さんにとって「職に就く」ということを考える上での参考になれば、幸いです。


株式会社ヨドバシカメラ
採用チーム 山下敬史

Reblogged from kir1ca
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会社のパソコンに「winny.txt」というファイルを作れば会社の監視レベルが分かります。私は即効内線が鳴りました。

A VIDEO

visualpunker:

Visual Style 15: Machines and Mechanic Motion in Anime

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スタンフォード大学の心理学者によると、リフレッシュするのは脳にはもちろん良いことだそうです。ですが、精神力というのは、疲れた作業を続けると減っていくようなものではなく、精神力というものに対する考え方や、信念によって左右されるものなのだそうです。


つまり、精神力は物理的に限りあるものだと考えていると、大変な仕事をすれば、それだけ疲れやすくなるが、精神力は簡単に目減りするようなものではないと思っていると、いつまでも頑張れる、というのです。

Reblogged from today's clips
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 あるフリーソフトのお話。

 そのソフトは元々開発者が自分が楽をするために個人的に開発したもの。で、同じような苦労をしている人がいるのでネットで流してみた。

 評判は大変よく、やがてそのソフトを利用したシステムやサービス、そのソフトで仕事のやり取りをする人もいるようになった。

 やがてWindowsの世代更新が行われる。しかし、そのソフトはあたらしいOSには仕組みが違うため対応していない。使えなくなってしまう。一応、代用できる有料のソフトは世間にはあるが、以前のものを引き継いだ形のフリーソフトはない。

 で、それに対して開発者はそれを開発する気はなく、ましてや過去、一部利用者による心無い誹謗中傷まで受けるような状況にまったくやる気をそがれている様子。開発者は自分のBlogをすでに数年前に更新停止している。コメント欄にはソフトが使えないことに対する恨み、開発再開を懇願する要望、これによって業務に支障が出た、どうするんだ!というような逆恨みまで。しかし、誰一人として「お金を出すので開発してください」とは書かれていない。

 これはフリーソフトに限ったことではありませんが。それまで便利にタダで使えたことが、システムの変更によりある日突然使えなくなる、なんてことはあります。その時に「タダで引き続き同じサービスを受けることが権利だ」と勘違いしていると上のような状況になるんだろうなあ。

 根源をたどればあくまでこのフリーソフトは開発者の「善意」でしかなく。そしてその善意を恒久的に続ける義務はありません。

A QUOTE

大川隆法,自らを再帰的に呼び出しスタックオーバーフローで死亡

Reblogged from Daichi Sakota
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まる子→漫画家
姉→男に騙され借金肩代わり、ソ○プで返済するも男性恐怖症で現在母の年金でヒキコモリ
母→年金でいまは姉と二人暮らし。
父→八百屋の雇われ店員を続けるもまる子が中学生の時に多額の借金と女を作り駆け落ち。数年後に北海道で凍死しているところを発見される。
お祖父ちゃん→アニメとは違いまる子をとことん嫌っていた。まる子が小6の時死去。葬儀でまる子が「やったーお寿司だぁ~」と喜んだのは有名。
お祖母ちゃん→ヒロシの借金と駆け落ちに絶望し居間で首吊り

Reblogged from 断絶タンブラー
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スタンフォード大学の心理学者によると、リフレッシュするのは脳にはもちろん良いことだそうです。ですが、精神力というのは、疲れた作業を続けると減っていくようなものではなく、精神力というものに対する考え方や、信念によって左右されるものなのだそうです。


つまり、精神力は物理的に限りあるものだと考えていると、大変な仕事をすれば、それだけ疲れやすくなるが、精神力は簡単に目減りするようなものではないと思っていると、いつまでも頑張れる、というのです。

Reblogged from today's clips
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日本の企業でよく見かけるミーティングの形態

・終わりの時間が決まってないミーティング
・ミーティングにたくさんの人が来るが一言も話さない人がいる
・時間が余ったら別のことを話し始める
・定例ミーティングで埋め尽くされたスケジュール

これらは人件費の無駄に他ならない。
ミーティングは仕事のスピードを殺す。

外資系企業や、スタートアップ企業では以下のようなルールを設けている。
・ミーティングの24時間前にアジェンダを共有
・数分でミーティングを片付ける
・ミーティングに不必要な人を連れてこない
・ミーティングに禁止期間を設ける
・トピックがあり次第即会議

例えば、Googleではノーミーティングデイ、ノーミーティングウィークを実施中。

全然問題無かった。

Reblogged from LOVE cake &
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思いもよらない才能が自分の前に出現した時、人はどうすれば良いのでしょうか?

#敵と見るか?

#ライバルと見るか?

#自分は自分、他人は他人と無視するか?

私の取った行動はその3つのいずれでもありませんでした。


正解は『師と仰ぐ』でした。


将棋の世界の話で恐縮ですが、

今は将棋連盟の会長をしておられる米長邦男さんは、数々のタイトルを取りながら
将棋の最高峰の”名人位”には手が届かないでいた40代後半の時期に
当時の若手で、どんどん頭角を表して来た現名人の羽生善治さんの存在を驚異に感じていました。


私と同じで、米長さんは菅野ショックならぬ『羽生ショック』を受けたのです。


その時、彼の取った行動は、はるか20才以上も年下の羽生さんを『師と仰ぎ』
ベテランのプライドを捨て、これも羽生さんよりもっと若い棋士達の勉強会にも
参加して、羽生さんの棋譜(将棋の記録)の研究を始めたのです。


「羽生みたいな若造に何が出来る?」
何て思わずに、謙虚に現在の自分の実力を知り、新しい才能の出現に畏怖すると同時に
尊敬する事によって自分のスキルアップを目指したのです。

Reblogged from LOVE cake &